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ロコモニタープラス


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Medizin
Entwickler 順天堂大学
Frei

ロコモニタープラスは、順天堂大学が開発した日本初のロコモティブシンドローム(ロコモ)研究アプリケーションです。
アンケート型・センシング型の調査項目を併用し、かつてない規模で人々のロコモ度を調査することを目的としています。 さらに、回答データを即座に分析し、ひとりひとりに最適なロコモ予防・改善アドバイスを提供します。

【ロコモとは】
ロコモとは、「運動器の障害により移動機能が低下した状態」のことです。運動器とは、身体を支え運動する際に必要となる、骨・関節・椎間板・筋肉・神経などの器官の総称です。骨粗しょう症・変形性関節症・サルコペニアなどの疾患によって運動器が障害を受けると、「立つ」「歩く」といった移動の機能が低下し、さらに進行すると自立した生活が困難になります。ロコモに関連する疾患として代表的な骨粗しょう症・変形性膝関節症の2つに限っても、日本に約4,700万人の患者・予備軍がいるとされ、また日本人が要介護・要支援におちいる原因の第1位は「運動器の障害」です。自立的に生活できる生存期間=健康寿命をのばす上で、いかにロコモを予防・改善するかが注目されています。

【データ収集】
ロコモニターは、Appleが設計したアプリケーション開発キットのうち、ResearchKit・CareKit・HealthKitを採用しています。
ResearchKitは、医療や健康に関する研究を目的としたアプリケーションを通じて、iOSデバイスで簡単にデータを収集することを可能にするフレームワークです。iOSデバイスを持つ全ての人が研究に参加できるため、被験者数が飛躍的に増加し、データの信頼性の向上が見込まれます。ロコモニタープラスは、ResearchKitを利用した日本初のアプリで、ResearcKitのアンケート型・センシング型調査項目を実装しています。
CareKitは、アプリユーザがケアプランの立案や症状のモニタリング、医療関係者との情報共有によってユーザの健康管理を容易にするアプリケーションフレームワークです。日々の健康情報を継続的に観察することによって、通院だけでは得られない充実したケアが可能になります。ロコモニタープラスは、ResearchKitとCareKitを併用した世界初のアプリで、CareKitを利用したケアプランの表示・タスクの進捗状況表示を実装しています。
HeatlhKitは、アプリケーションを通じて、iPhoneやApple Watchのセンサー(加速度センサー・ジャイロスコープ・心拍計など)で収集した健康データにアクセスすることを可能にするフレームワークです。ロコモニタープラスは、歩数・上った階数・心拍数などの健康データにアクセスし、日々の生活状況とロコモとの関連を明らかにしようとしています。

【対象】
下記の全てを満たす方が対象です。
- 日本在住の方
- 日常会話で日本語を使用される方
- 17歳以上の方
- iPhoneをお持ちの方
現在の健康状態は問いません。
研究にご賛同いただける一人でも多くの方々のご協力を、心よりお待ちしています。

【プライバシーと安全性】
回答データは個人を特定しない形で集計されます。ロコモニタープラスが、氏名や連絡先といったあなたの個人情報をサーバに送信することはありません。収集されたサーバ上の情報は、ロコモの研究およびフィードバックの提供にのみ使用し、それ以外の目的では使用しません。プライバシーに関する詳細は、プライバシーポリシー(https://locomonitor.jp/privacy.html)をご確認ください。
研究参加にあたって、被験者の皆さんに利害・費用負担が発生することはありません。

本研究は、順天堂大学スポーツ健康科学部研究等倫理委員会で承認されています。
本研究は、文部科学省と科学技術振興機構が推進する「革新的イノベーション創出プログラム」(Center of Innovation=COI)の中核研究機関として順天堂大学が取り組んでいる、ロコモの未然防止方法を開発するプロジェクトの一環です。
順天堂大学は、医学・スポーツ科学の要素を取り入れたアプリケーションの開発により、今後も同分野における研究をさらに加速させるとともに、「スポーツ・健康」と「セルフケア・医療」の融合による健康維持・増進を図ることで、全ての人々をアクティブな状態へ誘導する「アクティブ・フォー・オール」の実現を目指します。